【2021年度】新入生に向けて「東叡会」を紹介しました

卒業生にとっては、定期的に会報が届くこともあり、馴染みのある「東叡会」。

 

現役生にとっては「東叡会」の存在自体、ほとんど聞いたことがない状況かと思われますが、入学式では校章、運動会(体育祭)では優勝チームにカップと賞品のノート、卒業式では記念品をプレゼントするなど、高校生活が楽しくなるような活動を意外と(?)行っています。

 

さて、2021年3月24日に新入生説明会が開かれ、「東叡会」の説明資料を配布しました。

コロナの影響で、現役生に対して直接的に東叡会の存在や意義を伝える機会が少なくなってしまいましたが、少しでも「東叡会」を知ってもらい、卒業後は上高出身という誇りを持って、積極的に「東叡会」に参加してもらいたいと考えています。

 

そこで、今回は「東叡会」の説明資料を卒業生の皆様にもご紹介いたします。現役生はもちろん、卒業生の方も読んでいただき、改めて「東叡会」の意義をご理解・ご賛同いただければと思います。


東叡会(同窓会)のご紹介

入学予定の皆さま、保護者の皆さま

 

この度は上野高校への入学決定おめでとうございます。

本日は上野高校の同窓会であります『東叡会』をご紹介させて頂きます。

 

上野高校は『第二東京市立中学校』として、関東大震災が起きた大正13年(1924年)に創立されました。

同窓会はその旧制中学の第1期生が卒業した年、昭和4年(1929年、世界恐慌が起きた年)に発足しております。

発足して今年で92年になります。

令和3年度入学生の皆さんは第76期。この数字は昭和23(1948)に新制高校となり「東京都立上野高等学校」としての卒業生が新制1期となってからになります。その前が旧制ということで21期までありました。

 

ここで『東叡会』という名前につきまして少しだけ説明させて頂きます。この上野の山にあります徳川家の菩提寺の寛永寺、その山号であります『東叡山』から頂いております。京の鬼門(北東)を守るお寺比叡山延暦寺に対し、東の比叡山という意味です。この東叡山という言葉は校歌にも歌われています。

 

既に『東叡会』は90年を経て、現在は本田勝彦さん(新制12/元日本たばこ産業(株)会長)が会長を務めており、その会員数は約3万名に至っております。

同窓生には、立花隆(橘隆志)さん(新制11期)、北野大さん(新制13期)、小椋佳(神田紘爾)さん(新制14期)、他にもMRIの基本原理を発見されノーベル賞候補にもなられた小川誠二さん(新制4期)、東叡会の前会長で藝大名誉教授、日本を代表するオペラ歌手の高橋大海さん(新制7期)、そして在学時は往復5時間をかけて通学していたという話もある東叡会元会長の茂木友三郎さん(新制5/キッコーマン(株)名誉会長)、カーボン・ナノチューブの飯島澄男さん(新制10期)など著名な方が多数いらっしゃいます。

 

さて、同窓生=『東叡会会員』は、上野高校を卒業したことに自信と誇りを持っており、その気持ちを後輩たちにお伝えしたく、入学の際に制服の胸につける『校章』を皆様にプレゼントさせて頂いております。運動会には優勝チームにカップと賞品のノートをプレゼント致します。

 

これから入学式に続き、クラス委員の選出があったり、部活を選んだりとしますが、是非積極的に学校生活を楽しんで戴きたく思います。上野高校の良さは今も昔も変わらず校訓の『自主協調』の理念の中にあります。

数々の行事には是非、保護者の皆様もご参加頂き、一緒に楽しんで頂きたく存じます。

 

これからの3年間の思い出と友達は、卒業後も『東叡会』の中で一生続くことになるでしょう。

 

私たち『東叡会』は、いつも皆さんを応援しております。


以上、新入生説明会にて配布した「東叡会」の説明資料のご紹介でした。

なお、藤田委員長が当日撮影した護国寺大黒天の桜の写真も合わせて掲載いたします。

この写真で、少しでもお花見気分を味わっていただければ幸いです。


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